製品中のビスフェノールAおよびその他のビスフェノール(ビスフェノールB、S、FまたはAF)  ⇒パンフレット(PDF)

⇒ノニルフェノールエトキシレート分析はこちら 

  ビスフェノールAは、主にポリカーボネート、エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチックの原料として使用され、主に金属の防蝕塗装、電気・電子部品、土木・接着材などの用途に用いられていますが、BPAが欧州のREACH規則に定められた「認可」の対象となり得るいわゆる高懸念物質(SVHC)に追加される事が、2017年1月に公表されました。

  また、ECHA Annex XV 制限報告書では、成形品中のビスフェノールA及びその他のビスフェノール(ビスフェノールB、S、FまたはAF)の濃度を合計で10 mg/kg (0.001 %)に制限することを提案されています。

  弊団では、お客様のニーズに対応できるように、製品や環境試料中のビスフェノールA及びその他のビスフェノール(ビスフェノールB、S、FまたはAF)分析をご提案しています

☆国内、海外での主な規制

•日本の食品衛生法:ポリカーボネート製器具及び容器・包装からのBPAの溶出試験規格。

•EU:「食品と接触することを意図するプラスチック素材及び製品に関する委員会規則」(EU REGULATION 10/2011)、規則321/2011。


製品中ビスフェノールA及びその他ビスフェノール(AF,S,B,F)分析料金

分析対象試料 分析方法 定量下限値 料金(税別)
ビスフェノールAF(BPAF)
LC/MS/MS法
  

10ppm 

または

(1ppm)*2

 
 
基本料金:35,000円~
追加1項目:10,000円
   
ビスフェノールA(BPA)
ビスフェノールS(BPS)
ビスフェノールB(BPB)
ビスフェノールF(BPF)
※1 上記料金は1検体あたりの検査料金です(破砕困難物は、別途料金が必要です)。
※2 定量下限値は1ppmまで可能です。下限値が1ppmの場合は、基本料金に10,000円を追加させて頂きます。
※3 製品検査に必要な試料量は5g程度です(水道水・環境水は2L、排水は200mL)。
※4 試料由来の夾雑物の影響で、上記記載の定量下限値を確保できない場合があります。
※5 2023年6月1日より、分析法はLC/MS/MS法に統一させて頂きました。


⇒ご依頼、お問合せはこちらです。

BPA_LCMSMS.JPG

LC/MS/MS測定によるBPA、BPB、BPF、BPAF、BPSのクロマトグラム

ノニルフェノールエトキシレート(NPnEO)の分析

  ノニルフェノールエトキシレート(NPnEO:鎖長n=1~15)は、非イオン性界面活性剤であり、洗剤、乳化剤、湿潤剤、工業プロセス、自動車、ラテックス塗料などに使用されています。

  2016年1月より、欧州のREACH規制の制限対象物質リスト(付属書 XVII)において、繊維製品を対象としたNPnEOの使用制限が追加され、NPnEOを含有(0.01重量%以上)する特定の繊維製品の新たな販売が2021年2月3日から禁止されています。

  弊団では、お客様のニーズに対応できるように、製品や環境試料中のNPnEO(鎖長n=1~15)分析に対応しています。


 

ノニルフェノールエトキシレート分析料金

分析対象試料 分析方法 定量下限 料金(税別)
製品、繊維 (鎖長n=1~15)
LC/MS/MS法
 7.5ppm
(各側鎖0.5ppm)
50,000円~
水道、環境水、地下水 排水など LC/MS/MS法 お問合せ下さい お問合せ下さい
※1 上記料金は、1検体あたりの検査料金です(試料破砕困難物は、別途料金が必要です)。
※2 製品検査に必要な試料量は10g程度です(水道水・環境水は2L、排水は200mL)。
※3 試料由来の夾雑物の影響で、上記記載の定量下限値を確保できない場合があります。

 

⇒ご依頼、お問合せはこちらです。

kuro.JPG

LC/MS/MS測定によるNPnEO、BPA、BPA-AFのクロマトグラム

検査依頼方法 

1.依頼書をご記入下さい。なお、依頼書はこちらです。

ビスフェノールA及びその他ビスフェノール(AF,S,B,F)分析料金

→PDF(BPAs_5)      →Excel(BPAs_5)     →オンライイン(BPAs_5)

☆ノニルフェノールエトキシレート分析料金

→PDF(NPnEO)      →Excel(NPnEO)      →オンライイン(NPnEO)

2.試料送付前に、依頼書を送信して下さい。FAX番号059-245-7516 

3.1.で記入した検査依頼書を同梱して、下記住所宛に試料を送付して下さい。なお、試料については、直接当事業団にお持ち頂いても結構です。  

<<試料送付先>>

〒510-0304  三重県津市河芸町上野3258番地
一般財団法人 三重県環境保全事業団 科学分析部 あて

電話:059-245-7508

 

注意事項

試料到着後、直ちに分析を開始します。また、試料到着後に、請求書を発行し、郵送させて頂きます(初回のお客様に限り、料金を前払いとさせて頂きます)。 

お問い合わせはこちらへ

科学分析部第一分析課 または 第二分析課

電話番号:059-245-7508