TOP Assay を用いた製品中 PFAS 包括的分析法 受託開始のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび標題の件につきまして、TOP Assay を用いた製品中 PFAS 包括的分析法の受託を開始いたしましたので、ご案内申し上げます。

EU では現在、PFAS 規制における閾値として、複数種類の PFAS の合計で 250 ppb とする案が検討されています。この規制案は PFAA(パーフルオロアルキル酸またはポリフルオロアルキル酸)に加え、関連物質も含めた広範な PFAS を対象としており、EN17681-1:2022 を中心とした個別分析法のみでは十分に対応できない状況となってきています。

こうした背景を踏まえ、酸化性前駆体総濃度測定法(Total Oxidizable Precursor Assay;TOP Assay)を用いた PFAS の包括的分析法が検討されており、環境水・排水・土壌などの分野でも利用が進んでいます。なお、TOP Assay とは、ペルフルオロアルキル酸(PFAA)へ酸化分解される前駆体物質の総量を測定する手法です。

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弊団では、製品中 PFAS の抽出液を用い、TOP Assay により PFAA に変換して測定する 包括的 PFAS 分析法の受託を開始いたしました。

分析のご依頼に際しては、製品からの抽出方法として以下の 3 分析法からご選択いただきます。

  1. CEN/TS 15968
  2. EN17681-1:2022(弊団奨励法)
  3. EN17681-1:2025

本手法は、製品に含有する PFAS および関連物質を包括的に把握・管理するための有効な分析法としてご活用いただけますと幸いです。

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