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有機フッ素化合物であるPFOS及びPFOAが水道水の水質基準項目へ

  ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、フッ素を含んだ人工有機フッ素化合物であり、フッ素系の撥水剤、防水剤、グリースなどに使用されている物質ですが、近年は環境中での環境残留性が明らかになっています。このような背景を踏まえて2020年4月より、水道水中におけるPFOS及びPFOAは、要検討項目から水質管理目標設定項目へ位置づけが変更され、暫定目標値としてPFOS及びPFOAの合算値50ng/Lが設定されました。

  さらに、2025年2月6日には、中央環境審議会水環境・土壌農薬部会「水道水質・衛生管理小委員会(第1回)」及び「人の健康の保護に関する水・土壌環境基準小委員会(第1回)」が合同で開催され、水道水におけるPFOS及びPFOA等に関する検討結果が審議・了承されました。主な了承内容は以下の通りです。

・基準値:PFOS及びPFOAの合算値50ng/L(0.00005mg/L)

・施工時期:令和8年4月1日

・検査頻度:3ヶ月に1回以上の検査が基本(省略要件あり)

  三重県環境保全事業団では、既に水道水中のPFOS及びPFOAの高精度な分析を提供しています。また、国内でのPFAS類の検出状況調査に基づき、PFBS、PFBA、PFPeA、PFHxA、PFHpA、PFNA、HFPO-DA(GenX)がPFAS類の要検討項目として提案されていますが、当事業団ではこれらすべての項目に対応可能です。

  詳細はこちらへ>>>三重県環境保全事業団 :: PFOS及びPFOA調査・分析のご案内